今朝、親愛なる神戸のホメオパスの先輩とのおしゃべり中、
(私、ホメオシー療法家でもありまして。もし気が向いたらサイトのVOICEを読んでみてくださいね。ホメオパシーのこと喋ってます)
ヰタ・セクスアリス
の話しになり、
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「、、、なんだっけそれ!?」くらい忘却の彼方・・・
読めないしw
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『ヰタ・セクスアリス』(ウィタ・セクスアリス[1])は森鷗外の小説である。1909年(明治42年)に発表された。題名はラテン語で性欲的生活を意味するvita sexualisから。(Wikipedia)
ああー。私、若い頃純文学好きでした。読みました。でも、、忘れてる!
ということで、直後にひっさびさに本を読みました。
ここ10数年、専門書しか読んでいなかったかも、と気づきました。
なんせミッション的に読破すべき本の山に囲まれていたので(一体その中で何冊読了したのだろうかー)、純文学が懐かしかった。
しかもスマホで読書したの、初めてです。
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森鴎外をスクロールして1時間半。(本は紙媒体で読むものだという概念が、あっさり消えるほど違和感がなかった)
これが、なーんか面白かった。
笑いながら、吸いこまれました。
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(Wikipedia続き)森鴎外の作品では異色とされる[2]。
主人公の哲学者・金井湛(かねい・しずか)が、高等学校を卒業する長男への性教育のための資料として、自らの性欲的体験についてその歴史をつづる内容[2]。大胆な性欲描写が問題となり[2]、掲載された文芸誌「スバル」7号は発刊から1か月後に発売禁止の処分を受けた[3][4]。もっとも、実際に性行為が直接描写されていることは無く、この処分は当時軍医総監という立場にあった森鴎外に対する非難を受けての対応であったともいわれる[2]。
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金井くんは、性的と性欲的は違うのだと言っています。
小説は、金井くんが自らの性欲を回想して抽出しているのですが、まあ、
よくもまあ、こんな風に書き記したものだと感心ばかり。こういう作業って、(ザックリすぎる言い方だけど)男の仕事だよね。男性性の仕事というか。
脳で書く!とこうなるんだろうな。私は私の人生ではこれをしないだろう、ということを、してくれているので、残しておいてくれてありがとうございます。
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私は「性的」なものに惹かれます。
性的というのは、「それ」自体がエロスやエクスタシーを喚起するもので、
うっとりしたり魅了されたり、また自分の性が開花し、内なる異性性を立ちあげるもの。
(全てあとから思うことです。渦中は、時が止まり永遠性の中にドボーンしています)
性欲を喚起するとか肉体的なセ♡クスとか、そこだけにかぎらない、もっと自然界的な世界です。
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金井くんという男子は、それとは分けて、自身性欲的生活にクローズアップします。
そして恋愛と性欲はイコールじゃないって言いきっています。
あなたはいかがですか?
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恋すると性欲はイコールじゃん?と私思ったけどw
恋も性欲も、
理性とか思考でコントロールしない状態は、
他に類をみない激しい情動(ものすごい性エネルギーの躍動!)じゃないかなと思いますが、
よーく思い起こすと、違いますね。
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もてあまし、激しく葛藤しながら自分の性欲をつづる金井くん。
エリートで落ち着いている金井くんが、一体これは何なのかと煩悶し続ける。
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金井くんとは森鴎外本人のこと。
年頃の息子にもあるであろう性欲について話をしなければならないかというところで、回想録を書き始め、これを読ませてどうなるのかというところで原稿をしまいこんだらしいです(超簡単にいうと)
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ふえ〜。ここまで性欲に向きあうのが森鴎外さんという異才ですよね。
私がいま男だったら、息子に性欲というものについてちゃんと伝えようと思うだろうか?そしてどう伝えるのだろう?(私の息子はいま15才です)
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とにもかくにも、私ゃ実際はこんな男は嫌だよw
一緒にいても楽しくなさそうじゃないかw
なんて思うけれど、かくいう私も、そういえば去年子供たちに「性」のこと伝えたいなぁという衝動で、とりあえずyoutubeチャンネルを作ってみたのでした。
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13才への女の子への性教育として、たとえば生理についてとか、
それまでちゃんとは喋ってなかったことをお喋りしようと思い、ついでに動画にしたのです。「痴漢にあったらどうするか編」を作り終わったときに、なんか私の中で昇華されたものがあって、そのままpauseで宙ぶらりんとなっているチャンネル。実は公開していない「セ♡クス編」というのもあるのです。
目先の性欲は沸き起こる情動として抑えられない時があるかもしれないけれど、そして男性が獣のように見えることもあるかもしれないけれど(女性もか)、
それしか知らない時代は終わりにしたかったので。
YUKO的思春期に伝えたいセ♡クス論を、という動機ですが、
公開しなかった。
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あれ?
結局原稿をしまいこんだ金井くんと、何が違うのか?笑笑
そうだよね金井くん。ぱしっとおさまる答えが、どっかにあるのかねぇ。。
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愛とか性とかわからないですよね。
だって私たちって、そのものですから。
だから、ああでもないこうでもないって
感触に触れたがるのでしょうね。
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あ、そうそう、性的な会話の場っていうのも、信頼と安心がないとたわいなく喋れないよね。じゃ作ろうかって話を、冒頭の先輩とお話しして盛りあがったのでした、今朝。
なんでもありなのだけど下世話じゃない、ブドワールルームの構築です。
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もし興味がわいたら、読んでみてくださいね。
「性欲」にフォーカスした、「性的」な異色自伝小説。
当時の時代背景もすごく炙り出ていて、今より大らかっちゃ大らかです。
男性が愛おしくも、なりますよ。
無料で読めます。森鴎外ヰタ・セクスアリス