至福の0,01ミリ

今日はちょっと番外編(?)です。思春期の少年と、性にまつわるお話し。

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この件について周囲からなんだか驚かれたので。もしかしてこの事を書いておいて誰かが読んでくれたらいいなと思ったので書きます。

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個人のプライバシーもありますから、ザックリ書きにしますが、

息子が5月に16才になりました(ザックリじゃないか)。

もう誕生日プレゼントがどうのという年でもないし、何かほしいかと聞かれたら、そりゃお金がほしいという年頃です。

わかる。私もそうだった。だからお小遣いあげればいいんだけど、ふと思ったんです。

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”あ、コンドームあげよう”

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もっと前から、いつかセ♡クスの話をしたいなーと思っていたんだけど、気づいたら高校生になっていた息子。もうなんでも知っている年。興味あり、若い体あり、持て余すエネルギーあり、ザ・お年頃。

まあ、母親にとやかくいわれたくないだろうし、その辺の機微はわかりますよね。私にもティーンの頃があったもの。

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私がしたくなったことは、コンドームをあげること。きっと、彼らにとって高級品だよね。基本的にお金もってないし。少ない所持金で自ら買う気がしないし。だったら買ったろう。

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で、その夜、「はーいコレ」といって渡しました。

誕プレと思って開けて、ちょっとびっくりのボーイw

いつでも持っておきなさい。やれといってるわけじゃない。やるならつけなさい。必ずつけなさい。

それと、常々よくいうことは↓

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女子には優しく。彼女ができたら自分より大切にしろ。彼女でなくても友達でも町のおばちゃんでもすべての女性に優しく。そうしないと男は絶対にモテません。

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うちの男子は自分を愛しています。なんかすごいくらい揺るぎない。それと同じくらいの愛を好きな女の子に注げと。髪型変わったらすぐに褒めろー。気づいてるってことを伝えろー。そういうの面倒くさがったり割愛するやつは絶対モテない。減るもんじゃないんだからいいから言えー(懇願風w)すると女子は可愛くなるし、あなたの印象もあがるのですよ。

とかなんとか、いっつも言ってます。知っといた方がいいでしょ?だからといって本人がそれを遂行(?)してるかはわかりません。ただ私は言い続けるのです。言いたいからw

わりと親子の会話はある方かなと思います。もっとも、ほとんど家にいないけどね(息子が)。

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愛だのセ♡クスだのって「本当の」「神聖な」「愛しあう行為」という部分と、本能や衝動が剥き出しになるとき、どっちがいいとか悪いとかじゃないし、まぁそんな話は思春期は右から左だろうし、それこそ大人になったって色々ありますよねぇ。

でもやっぱり、女の体は大切にしなければいけません。

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男子が思春期になった時に親がまずやることって、胃袋を満たすこととコンドームをあげることじゃないでしょうか

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なんて思っていたら楽しくなって、面白いコンドーム取り寄せちゃおかな〜♩って楽しもうとしてたら、うっかり

誕生日そのものを忘れてしまい笑!(友人が前夜教えてくれて思い出した)

結局当日近くのドラッグストアへ行って、そこにあるものから選びました。

少ない選択肢の中で、せっかくだから一番いいやつ(高いやつ)

「至福の0,01ミリ」

しあわせに、なれよ!笑

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なんていう話を友人たちにしていたら、けっこう驚かれまして。・・驚く?

そんなの親からいえないよ〜、とか。

そうだよね。私たちも多くは特に何も教えられもせず、手探りで(というか体験で)知ってきたもの。

だから、私たち、けっこうモヤモヤしてるとこあるじゃん。

そうやって、子どもたちも同じようなセクシュアリティを感覚的に継承していくよ。

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コンドーム渡すなんて、タブーっぽいのかもしれないけど、やってみると大したことないしw

性教育って、何もかもをオープンにすることじゃない。

メカニズムは大切だけど、ディテールとかスキルとかを伝えるでもないしね、

でも大人側がそういう風にオープンでいることは、

「私はあなたを信頼しているよ」という言葉なきメッセージとなるのではないでしょうか。

何を隠そう私は不安で揺らいだので、(こいつ大丈夫だろうか・・と)

自分のためにも息子にコンドームプレゼントをしました。

私はあなたを信頼してるし、したいし、それによって私自身を信頼したいのよ。

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おーわかった。ありがとう!と言われました。

それでもう一回。

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「やるならつけろよ!」

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こういうお話は尽きませんね。筆がとまらなくなる。今日はこれにて終わります。