VOICE6 タブーと最悪感、そしてセンシュアル

☆・撮影した写真を、SNSなどで掲載することに対して抵抗はありましたか?また写真をアップすることで得られるメリットなど感じることはありますか?

yuko:撮影を決めた時点で、その辺りは振りきれていますw
写真をアップすることは、誰かに見てほしい、というのもあるとは思うけれど、これが私なんだと抵抗なくアップできる行為そのものが愛おしいです。全肯定の瞬間です。
結果、写真を褒めてくれたり、あれはyukoだね、と言ってもらえたり、らむさんが褒められると自分が褒められたみたいに嬉しくなりました。
あ、それと、たくさん言葉を発しなくても、すべて物語ってくれますね写真は。それはすごいメリットですね。

 

らむ:そうですね。
自分で抵抗なくアップできる行為が全肯定の瞬間ってすごくすごく、よくわかります。
誰かに褒められたりするのはあくまでもおまけで、自分で自分のことを受け入れられたっていう嬉しさは別格だと思いますしまさにその通りですね。

yukoさんの中では性に対するタブーとか、センシュアルな写真に対する偏見などはあまりなかったのでしょうか?
結構こういう写真は、まだまだマニアックというか世間的にはちょっとお断りされることもあったりするので、、
私自身はもう慣れきってしまってこれが当たり前の日常になっているのですが
まだまだ抵抗がある方も多いのかな?なんて肌で感じることはあります。

でも、私個人的には女性に必須の撮影だと思っているんです。

 

 
yuko:私も「性」の感覚が似ている人との出会いが増えて、慣れてしまいそれが日常というか、一般の感覚がわからなくなりつつあります。
セクシャリティに関する発言などは、サッとひかれるのがわかりますし
写真も、センシュアルでなくエロ目線で見る人も少なくないのもわかる。

でもありのままってすべてだから、なんでもありだと思っています。
人が色々思おうが、全部ひっくるめて、OKです。
 
「性に対するタブー」これを自然な感覚にするのが、私みたいなおせっかい女の仕事だと思うんです(笑)

 
らむ:そういう人、世の中に必要ですよね。
セクシャリティや官能性と特別視するのではなく「普通」に生活の中に溶け込んで欲しい。
だからと言って、脱ぐことが当たり前になるのも私はちょっと寂しいんですが(笑
官能性はいつまでも秘密を保ちながら楽しむものでありつつも、おおらかに軽やかに楽しむ人が多くなったらいいなと願っています。

yuko:センシュアルに関しては、意図ではあらわれないものだからこそ美しい。そこはきっと昔から魅了されている部分ですね。女性に必須の撮影。私も同意です!撮影後、私もこの(撮影の)仕事がしたい!と思いましたよ。素晴らしいです。

自己肯定感や自己受容が生まれるし、それって人生変わりますからね。しかも写真になって、フレームに入れて飾ろうかなって思えるって本当に素敵なことですよね。それをみて育つ子どもたちにも影響を与えるでしょう。


らむ:なるほどなるほど。そうですね。母親が人生を楽しんでる姿って子供にとったら安心するんですよね。それに「大人になるのってそんなに楽しいことなのか?」って未来に対してワクワクを抱ける。
私この部分についてもっと詳しくお話しお伺いしたいと思ったのですが、、、
お母様が女の人生を楽しむことで、子供に与える影響ってなんだと思いますか?